令和6年度において、一般社団法人ばいにゃこ村(以下「本法人」とする)はその設立目的である「子供たちが誇れる故郷富山県を目指して、地域社会の活力向上と地域経済の活性化及び社会福祉の推進を行うことにより、誰もが笑顔で暮らせる地域社会をつくる」ことに寄与することを目指し事業を行った。

以下は実施した事業の具体的内容である。

1 中滑川複合施設メリカにおける施設管理

(1)事業内容

令和6年度においても本法人は「中滑川複合施設メリカ」の指定管理を継続中である。「中滑川複合施設メリカ」は市民の生命と暮らしを守るため、災害時における避難施設として活用するとともに、まちなかにおける賑わいの創出と交流人口の拡大を図ることを目的とした施設である。日頃市民が暮らしに密着した施設として「中滑川複合施設メリカ」を快適に利用してもらえるよう、行き届いた運営管理を行った。また災害時避難施設としての役割から地域住民に対しての防災に関する情報発信やイベントを行い、防災意識の向上を図った。また通常時には起業支援や学びの場の提供をすることで未来につながる人材を育成する手助けを行った。

(2)事業内容詳細

 ※中滑川複合施設メリカにおける施設管理事業報告書については

 別紙「令和6年度中滑川複合施設メリカ事業報告書」を参照

2 滑川委託事業:滑川市防災啓発事業

(1)事業内容

2024年1月1日の能登半島地震を経て、滑川市においても災害対策について様々な課題が浮き彫りになった。地震・津波に関する正しい知識不足、災害時に市民が取るべき行動指針、避難所での市民による自治活動、各家庭で防災品の常備推進などの防災啓発事業を行った。

(2)事業内容詳細

①防災等に関する啓発イベントを開催

防災グッズの販売、救急救命ワークショップ、被災地支援募金活動、ニュージーランド地震チャリティなど様々なコンテンツを盛り込んだイベントを開催し、防災啓発を行った。周知には防災啓発イベントのチラシを作成し近隣の教育機関への配布と新聞折込を行い、その結果より多くの来館者を獲得することができた。

②ハザードマップを確認してゲーム参加・炊き出し体験会等開催

子どもたちがハザードマップを確認し、水害の危険度や自宅から近い避難所を確認したあとはゲームに参加できる縁日を開催したり、実際に炊き出しを行う「家族避難飯体験会」を開催した。自宅からの避難を想定して食料を持ち寄り親と子、その場で知り合った人達で協力・炊き出しを体験することによって避難所でのスムーズな行動・リーダーシップの発揮が期待される。

③防災等に関する啓発業務-防災・避難グッズ展示

メリカの備蓄倉庫に整備されている防災品の紹介や各家庭で用意しておきたい避難グッズを紹介するコーナーをメリカ3階ホワイエに常設した。

また能登半島地震で被災した地域や、メリカや現地で炊き出しを行った際の写真を1階でパネル展示し、震災教訓に努めた。

3 子どもサポート基金事業

(1)事業内容

被災者を対象としたこども食堂を中滑川複合施設メリカにて月3回開催することや、能登町・珠洲市への1回300食分の配食を通じて、被災されたご家庭に家族団らんの時間と気持ち的なゆとりを生み出す。

(2)事業内容詳細

子ども食堂を通して530食以上を滑川市の子どもたちへ、配食を通して4,800食以上を能登町や輪島市の方々へ届けた。

 滑川市社会福祉協議会や滑川市ボランティア連絡協議会のメンバーを中心とした地域ボランティアや、滑川高校の生徒が学生ボランティアとして参加してくれたおかげで世代間交流も生まれた。

 活動を続けていたことにより、能登半島が9月に大雨被害を受けた際にも迅速に被災地支援体制を組むことができ、支援物資や温かい食事を届けることができた。

事業期間:2024年6月1日~2024年4月30日

子ども食堂:33回実施

能登町や珠洲市への配食:14回実施

配食準備:14回実施

 また、こども食堂を通じて支援が必要な子どもや家庭が自然と浮かび上がった。ネグレクトの家庭、給食しか食べていない子ども、シングル家庭で孤食な子どもに気づくことができ、滑川市社会福祉協議会等と情報共有を行った。

 子どもたちとボランティアとの交流も多く、定期的に関わりを持つことで子どもたちにとって信頼できる大人と関係性が構築できる場所になり、子どもの異変に気づきやすくなる効果があった。

 そして中滑川複合施設メリカが、被災した子どもたちを支援したい地域住民やボランティア、企業等が集まる拠点となり、継続的な支援体制の基盤づくりができた。支援を一時的で終わらせず、持続可能な仕組みづくりが重要だと当団体および協力者との共通認識が生まれた。

4 「ボラサポ・令和6年能登半島地震」中長期助成事業

(1)事業内容

被災地のコミュニティ再生に向けた交流イベントや交流カフェの実施等。

被災地での炊き出しを中心とした被災者の命を繋ぐ為の支援事業を2024年1月6日から3月31日まで富山県滑川市を支援拠点に石川県能登町を中心に実施。

 また、被災地でのコミュニティ再建を目標とした交流イベントや居場所づくり等の支援事業を2024年4月1日から12月8日まで富山県滑川市を支援拠点に石川県能登町・輪島市を中心に実施。

(2)事業内容詳細

 能登半島地震の被災地支援として被災地の地域コミュニティの再建と、子どもたちやその両親が笑顔を取り戻せる居場所作りを目的に、4月1日より被災地での交流イベントの実施や、被災地で子ども達が笑顔になり親御さんたちが息抜きできる居場所作りに取り組んだ。

被災地の施設や団体、企業、被災地住民と連携しながら縁日や交流カフェ、各種イベントを実施。被災地と支援者を繋ぐ活動も積極的に行い、述べ500名ものボランティアと共に活動。イベントを通じて地域住民同士の交流の場、親子で過ごす時間、高齢者や仮設住宅に暮らす方々がソーシャルな場に出てくる切っ掛けを創る。被災地住民の来場者数としては約3600名。

 また2024年9月21日~23日の能登半島豪雨に際しては、地域コミュニティ再建のための取組を「災害緊急支援」に切り替え支援にあたった。能登半島地震の被災地で培ってきたノウハウとネットワークを活用して甚大な被害が発生した輪島市町野に9月23日から支援物資の輸送、炊き出し、配食など行う。

事業期間:2024年1月6日~2024年3月31日(第1回中長期助成)

事業期間:2024年4月1日~2024年12月8日(第4回中長期助成)

子ども縁日:7回実施

配食準備:9回実施

5 NPO等と連携したこどもの居場所づくり支援モデル事業

(1)事業内容

震災により経済的にダメージを受けたご家庭の支援及び心のケアを必要とする子どもたちの心の負担軽減や回復等を目的として、こども食堂及び子どもたちが集い楽しめるワークショップを週2回ペースで行う。

当事業を通じて被災した子どもたちの居場所となる交流拠点かつ生活支援拠点をつくるノウハウを蓄積し、気軽に集い地域の方々と交流することができる食事の場と楽しく学べる居場所を持てるよう推進する。

(2)事業内容詳細

運動系、楽器演奏、ものづくり、ボードゲームなど様々なワークショップを開催。中滑川複合施設メリカが、被災した子どもたちを支援したい地域住人やボランティア、企業等が集まる拠点となり、継続的な支援体制の基盤づくりが出来た。

滑川市と連携して市内幼稚園及び小学校でチラシを配布したことで、多くのご家庭で子ども食堂の開催を認知してもらえた。

回数を重ねていく中で、子どもたちの笑顔や、積極的な会話・遊びの様子が増加した。また、保護者同士が情報交換や相談をする機会も生まれていた。

事業期間:2024年7月16日~2025年3月31日

開催回数:69回

参加者数:2488人

6 日本財団:能登半島地震に関わる支援活動

(1)事業内容

令和6年能登半島地震被害からの復旧・復興、炊き出し準備および炊き出しの実施。

富山県滑川市の公共施設メリカを能登半島地震被災地支援の広報支援拠点として富山東部ボランティア参加者集めと被災地支援活動のコーディネートを行う

(2)事業内容詳細

 中滑川複合施設メリカにて、石川県能登町や珠洲市の住民に向けた炊き出し準備調理作業を行い、翌日に支援物資の輸送と炊き出し活動を行った。

 活動は一般社団法人ばいにゃこ村のスタッフをはじめ、以下の24団体と約300名(累計約500名)の市民ボランティアが参加した。

・滑川市社会福祉協議会 ・滑川市ボランティア連絡協議会 ・滑川地区保護司会

・滑川市食生活改善推進協議会 ・明治安田生命滑川支社 ・滑川市内飲食店

・一般社団法人 BSI ・NP0法人町並み保存と活用の会 ・農産物直売ひかる市

・めばえの会 ・コールあい ・田中小学校同窓会 他 12 団体

活動人数:500人/内学生20名/滑川高校学生協力(令和7年1月14日~6月30日)

炊き出し:41回 28,000食分(令和7年1月14日~6月30日)

 3月までは毎週約2,000食の炊き出しを行い、被災地の方に温かい食事を提供することができた。4月以降は被災地で開催されるイベント等に参加し、食事を振る舞った。今もなお、潰れた家やひび割れた道路など至る所に震災の傷跡が残る状態ではあるが、活動の終盤には笑顔の子ども達を見られるようになった。

 中滑川複合施設メリカを被災地支援の後方拠点に設置したことで、当初現地でのボランティアが制限される中、効率的かつスムーズに被災地支援を行うことができた。また公共施設の指定管理者でもある我々が音頭をとる事で、滑川市民だけで300名を越える被災地ボランティア参加・支援を実現できた。

 また、SNS等で被災地支援を呼びかける事で中滑川複合施設メリカに全国から支援物資が集まり、必要としている避難施設に効率的に分配できた。

7 ばいにゃこ村主催イベント

(1)事業内容

中滑川複合施設メリカを活用して地域の魅力を発信するマルシェを開催。地元の特産品や手作り品、主に市内在住のハンドメイド作家など多彩な出店者が参加し、訪れる方々に楽しんでいただくことを目的としている。滑川市に賑わいを創出し、地域の活性化・経済活動を促進。地域住民はもちろん周辺地域からの来訪者も楽しめる場となることを目指している。

(2)事業内容詳細

・メリカで実施したイベント

2024年5月5日(日)第11回メリマルシェ
2024年6月9日(日)第12回メリマルシェ
2024年7月7日(日)第13回メリマルシェ
2024年8月4日(日)第14回メリマルシェ
2024年9月1日(日)防災マルシェ(第15回メリマルシェ)
2024年10月6日(日)第16回メリマルシェ
2024年11月3日(日)第17回メリマルシェ
2024年11月16日(土)防災マルシェ
2024年12月1日(日)第18回メリマルシェ
2025年1月12日(日)第19回メリマルシェ・餅つき大会
2025年2月2日(日)第20回メリマルシェ
2025年3月2日(日)第21回メリマルシェ

8 ばいにゃこ村共催・出店イベント

(1)事業内容

主催イベントで培ったノウハウを生かして外部団体等とのイベントについて積極的に共催を行った。企画の後押しを図り、挑戦する大人の背中を子ども達に見せることは「子ども達に誇れる故郷を」というばいにゃこ村の趣旨を広める・賛同者を募るのに不可欠である。

(2)事業内容詳細

2024年4月14日(日)防災講演会
2024年4月14日(日)ポニーふれあい体験会
2024年4月20日(土)第6回コスプレイベント
2024年4月22日(月)ベビフルマルシェ
2024年4月29日(月)第1回滑川親子フリマ
2024年5月12日(日)第7回コスプレイベント
2024年5月19日(日)第2回紙モノとやま
2024年5月25日(土)ガス展示イベント
2024年6月2日(日)アマチュア無線連盟 富山支部の集い
2024年6月15日(土)第8回コスプレイベント
2024年6月29日(土)ハッピーママ撮影会
2024年6月30日(日)第2回米粉マルシェ
2024年6月30日(日)第4回こども店長まつり
2024年7月11日(木)両親学級
2024年7月20日(土)第9回コスプレ/同人誌即売会(全年齢)
2024年7月21日(日)滑川高校 夏マルシェ
2024年7月27日(土)ポリスフェスタin滑川2024
2024年8月10日(土)ランタンまつり1日目
2024年8月11日(日)ランタンまつり2日目
2024年8月17日(土)第10回コスプレイベント
2024年8月18日(日)ごちそう祭り
2024年8月24日(土)防災キャンプイベント
2024年9月14日(土)第12回コスプレイベント
2024年9月15日(日)-16(月)リーダーキッズ富山
2024年10月14日(月)モモマルシェ&第2回親子フリマ
2024年10月19日(土)津波フラッグ授与式
2024年10月19日(土)第13回コスプレイベント
2024年10月28日(月)防災講演会
2024年10月26日(土)滑川市環境フェア2024
2024年10月27日(日)猫集会
2024年11月17日(日)第14回コスプレイベント
2024年11月24日(日)第3回米粉マルシェ
2024年11月24日(日)第2回いろどりマルシェ
2024年12月8日(日)第5回こども店長まつり
2024年12月14日(土)第15回コスプレイベント
2025年1月5日(日)第16回コスプレクラウド
2025年2月23日(日)ビューティーマルシェ
2025年2月15日(土)第17回コスプレイベント
2025年3月2日(日)島田嘉乃さん卒論発表会
2025年3月16日(日)第18回コスプレイベント
2025年3月20日(木・祝)Happy産後ケアマルシェ
2024年3月22日(土)第3回いろどりマルシェ
2024年3月22日(土)らいとランド
2025年3月26日(水)イタリア料理教室
2025年3月29日(日)silent cafe
2025年3月30日(日)第4回米粉マルシェ

9 滑川ソーシャルカフェ事業

(1)事業内容

滑川市アンバサダーの相川氏と共にゆるく「価値のあるつながりが生まれる場所」「ここに来れば誰か面白い人に会える場所」を目指したイベントを開催した。様々な業種の人間が集まり「自己の挑戦」を発信しあうことで新たな人間関係を築き、化学反応のようなアイデアの創出を通じて地域に新たな価値と賑わいを生み出している。

(2)事業内容詳細

2024年4月8日(月)第14回
2024年5月13日(月)第15回
2024年6月10日(月)第16回
2024年7月8日(月)第17回
2024年9月9日(月)第18回
2024年10月14日(月)第19回
2024年11月11日(月)第20回
2024年12月9日(月)第21回
2025年1月13日(月)第22回
2025年2月10日(月)第23回
2025年3月10日(月)第24回

10 滑川海岸清掃事業

(1)事業内容

富山湾の海岸清掃活動をボランティアメンバーや地元企業と協力して実施。親子での参加も年々増えており、ゴミ拾いや海洋汚染の啓発を行うことで子どもたちに環境意識を育むとともに地域の絆を深めている。今後も継続的に活動を推進し、富山湾の自然環境保護に努めていく。

(2)事業内容詳細

2024年5月18日(土)海岸清掃(ほたるいかミュージアム)
2024年8月24日(土)海岸清掃(海浜公園)
2024年7月27日(土)海岸清掃(ホタルイカミュージアム)
2024年10月26日(土)海岸清掃(ほたるいかミュージアム)

11 ショートドラマ事業

(1)事業内容

まちづくりに関わるプレイヤー不足という社会課題を解決するべく、富山県を舞台に「まちづくり」をテーマにしたショートドラマ(3分前後の単尺)を制作し、若者を中心に地域が抱える課題への関心を高めるとともにまちづくりプレイヤーを志す仲間を増やす。

また、先駆性と新規性のある次世代動画コンテンツを通じて全国へ情報発信し富山県をPRすることで移住者を促進。

(2)事業内容詳細

2024年12月20日(金)撮影準備
2024年12月21日(土)撮影
2024年12月22日(日)撮影
2024年12月29日(日)撮影
2025年1月16日(木)撮影
2025年1月21日(火)撮影
2025年1月22日(水)撮影準備
2025年1月28日(火)撮影
2025年2月9日(日)撮影
2025年3月13日(木)ショートドラマアカウント制作
2025年3月15日(土)ショートドラマ公開
2025年3月30日(日)撮影
2025年4月19日(土)ショートドラマ公開
20255月31日(土)動画編集
2025年6月10日(火)脚本制作
2025年6月27日(金)ショートドラマ公開

事業期間:令和6年12月18日~令和7年6月30日

ショートドラマ制作本数:全15本

撮影地:中滑川複合施設メリカ / みゃあらく / 滑川市内公民館

12 その他協力事業

・滑川デジタルカフェ実行委員会

 -高齢者向けスマホ教室・個別スマホ講座

・光と灯りの滑川プロジェクト

 -イルミネーションイベント・キャンドルナイト・なめりかわランタンまつり等

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