能登半島地震によって多くの地域が被災し、住民同士のつながりが途切れ、これまで当たり前だった助け合いや交流の場が失われました。ばいにゃこ村では、そうした“心の分断”を乗り越え、地域コミュニティの再生を目指して、住民が自然と集まり、笑顔で交流できるイベントの開催に取り組んでいます。避難生活や復興作業の中で心身が疲弊しがちな今だからこそ、人と人とが顔を合わせ、「お互いさま」と声を掛け合える場が必要です。
全国から支援を集め、支援者と被災地をつなぎながら、炊き出しやマルシェ、子ども向けの体験コーナーなど、世代を超えて交流できるイベントを実施しています。こうした取り組みを通じて、地域の絆を少しずつ取り戻し、新たなつながりを生み出していくことが私たちの願いです。
この活動は単なるイベントではなく、「被災地にもう一度、みんなと暮らせる日常をつくる」ことを目的としています。私たちは被災地に寄り添い続け、その歩みを少しでも後押しできる存在でありたいと考えています。
